ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は18日、ドイツのクリンゲンタールで個人第20戦が行われ、ピョンチャン・オリンピック(平昌冬季五輪)個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(29=北野建設)が3位となり、2試合を残して個人総合初優勝を決めた。複合の日本勢では1992~93年シーズンから3連覇した荻原健司以来、23季ぶり2人目。

 強風で前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)が行えず、16日の予備飛躍の成績で渡部暁がトップ。18秒のリードで出た後半距離(10キロ)で順位を下げたが、個人総合2位のヤン・シュミット(ノルウェー)に先着した。ファビアン・リースレ(ドイツ)が3連勝で今季4勝目を挙げ、通算9勝とした。