柔道のグランドスラム・エカテリンブルク大会の男子66キロ級を制した阿部一二三(20=日体大)が20日、成田空港着の航空機でロシアから帰国した。

 「課題が見つかる試合となった」と振り返った。昨年の世界選手権を制しただけに、海外勢が「担ぎ技をすごく意識していた」と感じたという。腰を引いて、守りに意識を置く相手に合わせ、自らも慎重な攻めとなったことを反省。連覇を狙う9月の世界選手権へ向けては「逆技を仕上げていきたい」と語った。