フィギュアスケート平昌五輪男子銀メダリストで世界選手権(ミラノ)代表の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が右足甲を痛めていることが21日、分かった。

 この日の世界選手権の公式練習後に、日本スケート連盟の小林芳子強化部長が取材に応じ、明かした。宇野は20日夜の練習を5分で終了。右足首付近を冷やし、関係者に背負われて会場を後にしていた。

小林強化部長によれば、その後に病院で検査し、骨に異常がないことが判明。宇野本人も出場の意志があるため、右足甲をケアしながら出場する方向だ。

 この日のショートプログラム(SP)の曲に合わせた練習では、4回転トーループ、3回転サルコーと3回転トーループの連続技、トリプルアクセル(3回転半)の構成で実施。4回転ジャンプを2本から1本に減らし、さらに負担の大きい4回転フリップを4回転トーループに変更した。ジャンプの練習は10本のみ。40分間中、約20分で練習をきりあげた。