平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)5位のネーサン・チェン(18=米国)が101・94点で首位に立った。五輪ではSP82・27点と大不振に陥り、フリー1位で巻き返したものの表彰台には届かず。まずはその悪夢をぬぐい去り「五輪に比べて全体的に満足しています」と振り返った。

 冒頭の大技4回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプは何とか決める形になり、0・23点の減点。4回転フリップも減点となったが、基礎点の高い4回転ジャンプをまとめきったことで技術点を押し上げた。

 五輪のフリーでは6本の4回転ジャンプに挑み、五輪史上初となる5本の成功で世界を驚かせた。24日のフリーに向けては「4回転6本はリスクが伴うので、5本にチャレンジしようと思っている」と戦略を明かした。