全日本柔道連盟(全柔連)は23日、最重量級の世界選手権(9月、アゼルバイジャン)代表最終選考会を兼ねた体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)の組み合わせを発表した。

 男子100キロ超級で3連覇を目指す王子谷剛志(25=旭化成)とリオデジャネイロ五輪同級銀メダルの原沢久喜(25=日本中央競馬会)は決勝まで対戦しないブロックに入った。

 「推薦枠」で出場する60キロ級世界王者の高藤直寿(24)は初戦の2回戦で石内裕貴と大辻康太の勝者と対戦する。同じく「推薦枠」で出場する73キロ級世界王者の橋本壮市(26=ともにパーク24)は初戦の2回戦を勝利すると、3回戦でグランドスラム・東京大会の覇者、小川雄勢(21=明大)と対戦することが濃厚となった。高藤と橋本は昨年の世界選手権を優勝したことで地区予選が免除される推薦選手として本戦に出場する。中軽量級選手は故障のリスクがある中、2人出場することは珍しい。