男子シングルスで西岡良仁(22=ミキハウス)が、予選を勝ち上がったアレックス・デミナウアー(オーストラリア)を6-2、6-4で下した。2回戦で第10シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)に挑む。西岡は昨年のこの大会で左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂して途中棄権していた。

 大けがから復帰した西岡が攻めのテニスを貫き、1月のツアー大会で準優勝した成長株のデミナウアーにストレート勝ちした。悪夢を振り払う快勝に「けがのことは、試合中は考えなかった。自分から攻める展開を多くつくることができた」と喜んだ。次はベルディハと対戦。昨年のこの大会直前に行われたBNPパリバ・オープンで逆転勝ちする番狂わせを演じており「去年は長いラリーに持ち込んで勝機が見えた。今回もどれだけ粘れるか」。