初の世界選手権銀メダルを獲得した樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)が、試合後に3回転半(トリプルアクセル)と4回転ジャンプへの挑戦の意志を示した。

 トリプルアクセルは以前から練習しており、今季プログラムに入れる予定だったが、精度が上がらず断念していた。来季やりたい気持ちはあるかの問いに「もちろんあります。来季からはしっかりやりたい」と答えた。

 メダリスト会見では、世界ジュニア選手権で金メダルのアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が4回転サルコー、トーループの2種類の4回転ジャンプを決めたことについて質問を受けた。

 樋口は「まったく想像できていなかった。(トルソワの)映像をみたときはびっくりした」と衝撃を受けたことを明かしながらも、「自分はトリプルアクセルの成功率があがっていないので、4回転にはいずれ挑戦したいが、まずはトリプルアクセルを決められるようにしたい」と大技導入への前向きな姿勢をみせた。