世界39位の錦織圭(28=日清食品)が16強進出を決めた。2回戦で同49位のダニール・メドベージェフ(22=ロシア)を7-5、6-2のストレートで下した。

 序盤は198センチと長身のメドベージェフの強打に苦しんだが、この日好調のバックハンドとネットプレーを軸に第1セット終盤に主導権を握った。第2セットは第1ゲームをブレークするなど圧倒した。

 錦織は試合後「1試合目よりも攻めるプレーができた。ネットへの出方も良かった。第1セット危なかったけど5-5からしっかりと粘れた」とブレークに成功した第1セット第11ゲームを振り返った。

 1回戦の試合中にもマッサージを呼び、治療を行った右手首は万全ではない。「(状態は)まあまあ。最高ではないけど何とかやてます」と錦織は話した。

 3回戦では同68位のギリェルモ・ガルシアロペス(34=スペイン)と同62位のアンドレアス・セッピ(34=イタリア)の勝者と対戦する。「相手が決まったら作戦をしっかり練って。手首を治して頑張りたい」と力強く話した。