世界ランキング36位の錦織圭(日清食品)が同62位のアンドレアス・セッピ(34=イタリア)と対戦。6-0、2-6、6-3で下し、8強進出を決めた。

 昨季、右手首を負傷した錦織は2月にツアー大会に復帰。5月27日に開幕する4大大会の全仏オープンに向け、全仏と同じクレーコートの今季初戦。次の準々決勝は同3位で第2シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)と対戦する。

 



錦 織26-0
2-6
6-3
1セッピ

◆錦織のコメント

 最後はしっかり勝ててよかった。第1セットは左右に打ち分けられて良かった。第2セットは逆に振られる場面も多く、攻められた。(第3セットは)自分から打つように意識していた。(次のチリッチ戦へ)徐々にいいテニスができ始めている。次の試合も頑張りたい

第3セット


   101112
錦 織       6
セッピ          3

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

▼第9ゲーム 錦織のサーブ。30-15からバックのダウンザラインを決める。最後セッピの深い位置へのショットがアウトで、キープし、マッチポイントを奪った

▼第8ゲーム セッピのサーブ。30-40とマッチポイントを握られたが、錦織のフォアがネットにかかり、ジュースに持ち込む。アドバンテージを握ると、サービスエースを決め、最後は錦織のドロップショットがミスとなり、キープ。

▼第7ゲーム 錦織のサーブ。一気に3連続ポイントを奪って40-0。40-15から最後はジャンプしながらバックハンドを鮮やかに決めてキープ。

▼第6ゲーム セッピのサーブ。30-30から錦織のフォアのクロスショットを連続で決められ、錦織のブレークを許す。

▼第5ゲーム 錦織のサーブ。1ポイントを奪われるも、最後はバックで4連続ポイントを奪ってキープ。

▼第4ゲーム セッピのサーブ。錦織のショットミスもあり、あっさりと40―0。40―15から最後は錦織のショットがネットにかかり、セッピがキープ。

▼第3ゲーム 錦織のサーブ。40-0から1ポイントを返されたが、最後はバックハンドのショットを決めて、錦織がキープ。

▼第2ゲーム セッピのサーブ。0-40とリードを奪われたが、イレギュラーしたラッキーショットなどで40-40と追いつく。粘ってキープ。

▼第1ゲーム 錦織のサーブ。30-30からセッピがネットにかけてリードを奪う。最後はバックハンドのショットをクロスに決めてキープ。

シングルス3回戦でアンドレアス・セッピと対戦する錦織圭=モンテカルロ(共同)
シングルス3回戦でアンドレアス・セッピと対戦する錦織圭=モンテカルロ(共同)

第2セット


   101112
錦 織           2
セッピ       6

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

▼第8ゲーム セピのサーブ。40-15から錦織のバックハンドのショットがアウトになり、セピがキープ。

▼第7ゲーム 錦織サープ。 セピに主導権を握られ0-40。最後はセピのフォアのショットを返せず、2ゲーム連続のラブゲームでブレークを許す。

▼第6ゲーム セッピのサーブ。右手首痛の影響か、フォアが決まらない錦織。セッピはあっさりとラブゲームでキープ。

▼第5ゲーム 錦織のサーブ。30-40からバックハンドのストレートを決めて40-40。しのぎ合いが続いたが、3度のジュースの末、最後はフォアがアウトになり、セッピがブレーク。

▼第4ゲーム セッピのサーブ。40-15から強烈なサービスエースを決めてキープ

▼第3ゲーム 錦織のサーブ。30-40と相手にブレークチャンスを与えるも、鋭いバックハンドのストレートをライン際に決めるなどして逆転。キープに成功。 

▼第2ゲーム セッピのサーブ。15-30からサービスエースで追いつくと、錦織のリターンがアウトで逆転。最後は前に出てフォアで押し込み、初めてキープに成功。 

▼第1ゲーム 錦織のサーブ。30-0からサービスエースを奪い、ラブゲームでキープ。

シングルス3回戦でアンドレアス・セッピと対戦する錦織圭=モンテカルロ(共同)
シングルス3回戦でアンドレアス・セッピと対戦する錦織圭=モンテカルロ(共同)

第1セット


   101112
錦 織       6
セッピ             0

○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク

 

▼第6ゲーム セッピのサーブ。30-0とリード奪うも、コースぎりぎりを狙った錦織のバックのリターンで逆転される。錦織はブレークに成功し、わずか25分で第1セットを奪う。

▼第5ゲーム 錦織のサーブ。40-0から1ポイント返されるが、錦織が難なくキープ。

▼第4ゲーム セッピのサーブ。40-40のジュースから錦織のボレーを返せず、アドバンテージを奪われ、最後はショットがネットにかかる。錦織の4ゲーム先取。

▼第3ゲーム 錦織のサーブ。安定したプレーですきを与えず。あっさりキープ。

▼第2ゲーム セッピのサーブ。2度のジュースの末、錦織が幸先よくブレークに成功。

▼第1ゲーム 錦織のサーブ。40-40のジュースにもつれ込んだが、最後はセッピのショットがアウトになりキープ。