卓球の世界選手権団体戦(29日開幕、スウェーデン)の日本代表は20日、都内で練習を公開した。

 アジア杯では世界ランキング1位の樊振東(中国)を破った張本智和(14=エリートアカデミー)は初出場となる世界選手権団体戦に向けて「金メダルを取りたいのでどんな相手であろうと1戦1戦行きたい。樊振東選手とももう一度対戦したい」と笑顔で意気込んだ。

 張本は相手に対策を練られることも想定し「相手だけではなく、自分も研究する。最後は実力だと思っているので、アジア杯での反省を生かせるようにしたい」と失敗を糧にさらなる成長を誓う。張本はこの大会に向けて、髪を短髪にし、さっぱりとした印象に。女子の伊藤美誠(17=スターツ)から「かっこいいと思います」と声をかけられると「ありがとうございます」と照れる一幕もあった。

 男子代表の倉嶋洋介監督(41)は「目標は打倒中国、打倒ドイツ。打倒中国に関しては、日本がやらねばどこがやるんだという強い気持ちを持って臨む」と力強く話した。