世界ランキング36位の錦織圭(28=日清食品)は同3位で第2シードのマリン・チリッチ(29=クロアチア)を6-4、6-7、6-3のフルセットで下し4強入りを果たした。

 準決勝はガスケ(フランス)とズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。

 ツアー大会での対戦成績は錦織の8勝6敗となり、対チリッチの連敗を3でストップした。

 錦織は昨年8月に右手首を痛め、今年2月にツアー大会に復帰したばかり。前日の3回戦では右手首を痛がるそぶりを見せた錦織だが、この日は強烈なフォア、バックハンドショットともに好調。サービスキープで迎えた第1セット第5ゲーム。3度目のジュースからバックハンドショットをクロスに決めてブレーク奪取。そのまま同セットを先取した。

 第2セットに入り、第4ゲームをチリッチにブレークされたものの続く第5ゲームをブレークバックしイーブンとした。4ゲームオールで迎えた第9ゲームでブレークを奪ったが粘るチリッチもブレークバックで再びイーブン。タイブレークをチリッチに奪われ1セットオールとなった。

 最終セットはお互いサービスをキープして迎えた第8ゲームで錦織が待望のブレーク。続く第9ゲームのサービスもキープし勝利を収めた。