国際サーフィン協会(ISA)は26日、日米両国籍を持ち昨季は米国選手として活動した五十嵐カノアの国籍登録変更を承認し、2020年東京五輪(オリンピック)に日本代表で出場することが可能になったと発表した。世界的なトッププロで20歳の五十嵐は今季から日本連盟の強化指定を受けて活動する。

 両親が日本人の五十嵐はサーフィンが盛んな米カリフォルニア州で生まれ育ち、アマチュアの全米王者に輝くなど活躍。16年からは日本勢が主催者推薦で一部参戦したことしかないプロ最高峰の世界チャンピオンシップツアー(CT)に本格参戦した。

 ISAのアギーレ会長は「カノアは日本にとって非常に強力な戦力で、開催国の有力な五輪代表だ」とコメントした。