ノルディックスキー・ジャンプの葛西紀明(45)ら土屋ホームスキー部の4選手が12日、沖縄・宮古島合宿に向けて新千歳空港を出発した。

 監督兼任の葛西、伊藤有希(24)小林陵侑(21)の平昌五輪代表3選手と伊藤の弟将充(20)が毎年恒例の合宿に臨む。約3週間の期間中、早朝から始まる4部練習に伊藤有は「辛いけど監督が気持ちを盛り上げてくれて充実している。今年は新しいことにチャレンジしたい」と意欲的だった。

 同部が拠点を置く札幌市は、当初26年冬季五輪の招致を目指していたが30年大会への変更を検討している。平昌五輪で8度目の出場を果たした葛西は、実現すれば57歳で迎える地元五輪に向けて「長野で悔しい思いをしているので、どうしても札幌に出たい。若い選手が育っているが自分の能力を信じて努力していくしかない」と意欲を示した。