スケートボード・パーク初の日本選手権が20日、新潟・妙高市の全日本ウインタースポーツ専門学校で行われる。19日は本番会場で行われた公式練習ではトッププロの笹岡健介(19)やストリートが本職の池田大亮(17)らの優勝候補とともに、平野海祝(かいしゅう、15)も豪快なランをみせた。

 兄で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)スノーボード銀メダルの歩夢(19)と同じくスノーボードのトレーニングにスケートボードを取り入れる平野は「今回は経験。楽しめればいいです」。優勝すれば8月のアジア大会(インドネシア・バレンバン)代表に決まり、2年後には東京五輪もあるが「厳しいですね。考えていません」と話した。

 「平野歩夢の弟」と言われることは「嫌です」と苦笑い。それでも、高い技術やトリックの高さは兄譲りだ。「練習は8対2でスノーボード。東京五輪よりも(22年の冬季)北京五輪です」という平野が「初のパーク日本一」を決める大会に挑む。