全日本3位の内村航平(29=リンガーハット)が、今大会と合わせた合計258・629で優勝し、10連覇を達成した。

 5種目を終えて、首位谷川翔(19=順大)と0・564点差の3位だったが、最終種目の鉄棒で完璧な演技を披露し、14・966点をマーク。逆転優勝で体操の世界選手権(10~11月・ドーハ)代表に内定した。 内村は「優勝できた喜びより、6種目をミスなくできて、最後に着地を止められた方の喜びが強いので、それができたからこそ結果がついてきたんじゃないかと思います」とコメントした。

 2位の白井健三(21=日体大)も世界選手権代表に内定。「順位は気にせずに我慢して我慢して自分の演技をしていけば結果はついてくると思っていたので、本当に自分の演技をできたことが今日の一番良かったところかなと思います」と話した。

 全日本覇者の谷川翔(19=順大)は最終種目の鉄棒で落下し、4位だった。