日大とのアメリカンフットボール定期戦で負傷した関学大2年生QBの父親である奥野康俊大阪市議会議員が21日、会見した。

 以下は主な一問一答

 -このタイミングで被害届を出した最大の理由は

 奥野氏 監督の会見で真実を聞くことができなかったから。

 -日大の内田正人前監督から謝罪を受けた状況や、それを聞いてどう受けとめたか

 奥野氏 すべて関学大のスタッフのみなさんに一任している。その件に関しての報告については、次の記者会見で話されるということ。ご了承願いたい。

 -息子さんは何と言っているのか

 奥野氏 こんな悲しい思いをさせるんだったら、アメフトをしなければよかったと。

 -被害届の対象は

 奥野氏 傷害を負わせた本人。団体ではなく個人という形での受理になった。負傷した事実についての届けなので(日大の)監督に対しては出せないとのことだった。

 -6日の試合は観戦に行っていたのか

 奥野氏 もちろん見に行っていた。彼が倒れているのを見て、なにが起きたのだろうと思った。

 -日大側の反応によっては被害届を出さない考えがあったのか

 奥野氏 もちろんそう。それは一貫して変わっていない。

 -内田前監督の辞任はどう思う

 奥野氏 釈然としない。もやもやとしている。チームがしたことを監督が責任をとる、ただそれだけにしか聞こえなかった。

 -息子のけがの状態は

 奥野氏 練習に復帰できる状態になった。2、3日前からトレーニングしていた。

 -反則をした日大の選手への思いは

 奥野氏 あの事実は変わらない。怒らないでいられない。ただ何か別の力が働いているとの情報がある。真相究明を。事実を語ってほしい。