日本大が23日、都内の同大本部で、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則で関西学院大の選手を負傷させた問題で、内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)の会見を開いた。

 内田監督と井上コーチは、弁護士とともに午後7時57分に講堂に入った。内田前監督は直立不動で、立ったままあいさつ。「一連の問題で関西学院大学のケガをされた選手、お父さん、お母さんに対しましては、まことに申し訳ありませんでした」と謝罪した。また前日22日に会見を開いた宮川泰介選手(20)に対しても「昨日、会見されました、宮川君にも、あのような気持ちにさせた。宮川君の気持ち…非常に私としても申し訳ない。指導者として、まことに申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 井上コーチも「宮川選手、家族の方も申し訳ありません。私の未熟な人間性から起こった」と謝罪した。