27日に開幕するテニスの4大大会第2戦、全仏オープンに出場する錦織圭(日清食品)は25日夜、パリ市内でイベント出席後に取材に応じ「いろんな感覚が戻ってきたので、自信を持ってプレーができる」と手応えを口にした。

 昨年8月に右手首を痛めてから約5カ月間長期離脱し、4大大会は昨夏のウィンブルドン選手権以来。主催者推薦のマキシム・ジャンビエ(フランス)と当たる27日の1回戦へ「5セット制は久しぶりで不安があるが、グランドスラムで戦えるのは楽しみ」と話した。

 クレーコートでは4月のマスターズ・モンテカルロ大会準優勝などで自信が出てきたという。指導するマイケル・チャン・コーチは「フィジカルはいい状態で、精神的にも充実する。危険なケイだ」と活躍を期待した。