アメリカンフットボールの日大選手による悪質な反則で、学生が負傷した関学大は26日、兵庫県西宮市の同大学で記者会見を開き、51回続いた日大との伝統の定期戦を中止すると発表した。日大側は2度目の回答書でも選手への反則行為の指示を認めず、関学大の鳥内秀晃監督(59)は「信頼関係が取り戻せない」と憤りをあらわにした。今後は第三者委員会に捜査を委ね、処分の決定を待つ。

 日大が関学大の会見を受けてコメントを発表した。「厳しいご批判は甘んじてお受けいたします」とし、疑念、疑問に関しては大学が立ち上げる第三者委員会の調査に委ねるとした。そして「捜査機関に傷害事件として被害届が出されております。当然のことではありますが、本学として、捜査には全面的に協力してまいります」と続けた。