世界21位の錦織圭(28=日清食品)が初戦を突破した。初対戦となる、主催者推薦で出場の同304位ジャンビエ(フランス)を7-6、6-4、6-3のストレートで破った。

 試合後の錦織は「(相手は)タフでした。強かった」と第一声。ジャンビエは強打を武器に随所で世界ランク以上の強烈なショットを見せた。「ラリー戦が少なく、リズムを取りにくかった。それでも難しい中でも大事なポイントをしっかり押さえることができた」と錦織。勝負所ではポイントを許さず、的確なショットでジャンビエのミスを誘った。やや手こずった印象を受けたが、納得の勝利だった。

 錦織の2回戦は世界50位ブノワ・ペア(フランス)と同77位ロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン)の勝者と対戦。「1試合ずつしっかりいいテニスをして(トーナメント)後半までいきたい」と次戦以降をにらんだ。