6日に行われた日大との定期戦で負傷した関学大のQB奥野耕世選手(2年)が、同戦以来3週間ぶりとなる実戦復帰を果たした。
10-10の最終第4クオーターには決勝の38ヤードTDパスを成功させ、勝利に貢献。定期戦で悪質タックルを行った日大DL宮川泰介選手(3年)に対しての思いも語った一問一答は、以下の通り。
-ラン、パスともに好調だった
奥野選手 ケガの不安があったんですが、あまり意識せずに、練習できなかった時の頭の整理を生かして、しっかり相手のディフェンスを見て、落ち着いてできました。
-フィールドに立った時の思いは
奥野選手 特別な思いは特になく、出たときには自分のプレーをいつも通りやろうと思っていました。
-恐怖感は
奥野選手 あのタックルは本来起こらないプレーなので、タックルに対しての恐怖心はなかったです。
-試合出場について言われたのは
奥野選手 3~4日前に先輩のQBの方から「行くかもしれないから準備しといて」と言われました。
-どういう思いだった
奥野選手 「思いっきりやろう」という感じでした。
-18日に宮川選手から謝罪を受けた時の気持ちは
奥野選手 すごく心苦しいし、かわいそうという風に感じました。
-宮川選手に対して言葉をかけるなら
奥野選手 (22日の)会見で宮川選手は「フットボールをする権利がない」って言っているんですけれど、それはまた違うと思うので。またフットボール選手として戻って、グラウンドで、正々堂々と、ルール内でしっかりプレーして、勝負できたらいいなと思っています。
-日大の内田前監督は宮川選手へ、反則行為を指示していないと言っているが
奥野選手 それについては…すみません。
-今回の問題について、どういう決着を待っている
奥野選手 アメフトが危険なスポーツと思われないように、人気なスポーツになっていって「フェアで面白いスポーツなんだよ」となって、最後は(世間に)思って欲しいです。
-これからどういう選手になりたい
奥野選手 チームの目標が日本一なので、これから自分自身どうなるか分からないけれど、プレーで(関学大)ファイターズに貢献して、日本一になれたらいいなと思います。