国際スケート連盟(ISU)は7日、スペインのセビリアで総会を開き、18~19年シーズンからフィギュアのフリーで繰り返し跳ぶことができる4回転ジャンプを1種類に制限するルール改正を承認した。当初は同一種類の4回転は1度のみとする改正案を検討したが、反対意見が相次いだために修正案を諮った。

 多種類の4回転を跳ぶ新時代に入った男子は18~19年シーズンからフリーの演技時間が4分半から女子と同じ4分に短縮、ジャンプの数も8から7に減る。羽生結弦(ANA)は冬季五輪2連覇を果たした平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)で4回転のサルコーとトーループを2度ずつ組み込んだが、回避したループや右足首故障の原因となったルッツ、史上初の成功を目指すクワッドアクセル(4回転半)を含め選択肢を増やす必要性が出てきそうだ。