アメリカンフットボール部の反則タックル問題で揺れる日大は11日、アメフト部の内田正人前監督が務めていた保健体育事務局長兼人事部長の職を解き、本部付部長待遇としたことを発表した。

 5月6日の関西学院大との定期戦で、日大の選手が悪質なタックルで相手クオーターバック(QB)を負傷させた。内田前監督は会見で反則の指示を出したことを否定したが、関東学生連盟は反則指示があったとして、同29日に井上前コーチとともに除名処分を科していた。

 内田氏は同30日付で、日大の常務理事と学生支援事業などを行う株式会社日本大学事業部の取締役も辞任した。

 日大は反則ファウル問題の原因究明や再発防止を目的に第三者委員会を設置し7月末までに報告書をまとめる予定。