アメリカンフットボール部の反則タックル問題で揺れる日大の教職員組合文理学部支部は20日、アメフト部の部長を務めている加藤直人文理学部長に「要望書」を提出した。

 要望書に記された要望は、以下の3点(原文のまま)。

 1、文理学部在学生に向かって直接に、それが無理な場合にはヴィデオ・メッセージなどにより、教育機関である日本大学文理学部教職員は、学生側に立ち、事あらばつねに学生を守る心構えである旨を明言すること。

 2、なんら落ち度のない学生たちに今後見舞いうる不利益を最小限にとどめるべく、社会への訴えをあたうかぎりの手段を尽くして発すること。

 3、以上2点の実施とは別途に、学部全教職員を召集した緊急集会を開催し、本学の「統治構造」の歪みを正すための具体的な施策を決定し、日本大学本部に提出すること。

 要望書では「本年6月中に実施するよう加藤学部長に強く要望します」としている。