卓球男子で6月のジャパン・オープンを制し、ワールドツアー2勝目を挙げた張本智和(15=エリートアカデミー)が16日、ワールドツアーの韓国オープン(17日開幕、韓国・大田)出場のため羽田空港を出発した。

 ジャパン・オープンから約1カ月間隔があいたが、合宿を積むなど順調に調整してきた。「優勝したことでプレッシャーもあるが、気持ちを切り替えて、またゼロからやりたい」と気を引き締めた。

 今回の韓国オープンと次戦のオーストラリア・オープン(24日開幕、オーストラリア・ジーロング)は、五輪、世界選手権に次いで格の高いプラチナ。現在、世界ランキング8位で日本勢のトップにいるだけに「2大会ともプラチナなので結果を残さないといけないと思っている。この2大会で2番手に差をつけたい」と気合を入れた。

 8日のジュニアサーキットの女子ミニカデット(13歳以下)では、妹美和(10)が優勝する快挙を達成した。「優勝するかなぁとは思っていた。次は自分かなと思っている」と妹の活躍を刺激にしている。

 15歳(6月27日)になって最初の大会となる。最大目標の20年東京五輪まで約2年に迫っており「もう2年という感じ。(15歳は)世界選手権で優勝を目指しているので、それにつなげたい」と抱負を語った。

 連日の猛暑対策? には、アイスを挙げた。スーパーカップのバニラ味がお気に入りで「アイスが好きなのでアイスを食べています。1日1個。昼休憩に食べます」と話す。15歳らしさものぞかせながら世界と対峙(たいじ)していく。