遠征先のニュージーランドで同僚選手に暴行した疑いで拘束されたスーパーラグビーのレベルズ(オーストラリア)所属の日本代表FWアマナキ・レレイ・マフィ選手(28)が16日、ニュージーランドの裁判所に出廷し、保釈が認められた。8月3日に尋問を受ける予定。地元メディアが伝えた。

 ニュージーランドでは、けがをさせる目的での暴行罪が認められれば最長5年の禁錮刑となる可能性がある。マフィ選手は、チームの本拠地があるオーストラリア南東部メルボルンにいったん戻る見通し。

 14日のハイランダーズ(ニュージーランド)戦に敗れた後にチームメートと口論になり、けがをさせた。警察によると、被害者は入院の必要はなかった。尋問まで被害者と連絡を取り合わないことが保釈条件とされた。

 マフィ選手は退廷後、メディアの取材には応じなかった。

 マフィ選手はトンガ出身で2014年に日本代表デビュー。15年ワールドカップ(W杯)にも出場した。