フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(27)が20日、練習を共にした友の突然の死を悼んだ。19日に14年ソチ五輪銅メダルのデニス・テンさん(25)が強盗に襲われて刺殺されたと、カザフスタンの国際ニュース通信社「カズインフォルム」をはじめ、複数メディアが報じた。浅田さんはそれを受けて、20日未明に自身のインスタグラムを更新した。

 「なぜ、どうして、信じられません、信じたくありません。大切な仲間の命が奪われたなんて、辛いです、悲しいです。日本のショーに来てくれたり、カザフスタンのショーに呼んでくれたり、カナダやロシアで一緒に練習やテニスやバーベキューをしたりしました。とても優しくて、面白くて、いつも一生懸命な人でした。心よりご冥福をお祈り致します」

 浅田さんはロシアのタチアナ・タラソワ・コーチの指導を受けている際に、テンさんとともにトレーニングをしていた経緯がある。日本の選手、ファンにとっても大きな存在だったテンさんの突然の出来事に対し、やり切れない胸中をつづった。