水球女子の日本代表が、猛暑の屋外プールでの練習による疲労や、男子の日本代表監督の会員制交流サイト(SNS)の投稿を巡って選手が動揺したことを理由に、横浜市内で行っていた合宿を途中で打ち切ったことが20日、複数の関係者への取材で分かった。

 女子の代表は16日から合宿を始めた。18日の大学生との練習試合で接触プレーを巡るトラブルがあったほか、男子日本代表の大本洋嗣監督が別の試合での、女子代表の激しいプレーに疑問を呈する内容をSNSに投稿。19日朝、複数の選手が精神的にショックを受け、21日までの予定だった合宿を解散した。

 炎天下の練習では肌にやけどのような症状が出た選手もおり、身体的にも追い込まれた状況だったという。この選手は練習続行を希望したが、病院で手当てを受けた。

 大本氏は「特定の選手を批判する意図はなかったが、誤解を招く表現で選手を傷つけたことを謝罪する」と述べた。