日本水連が20日、水球委員会に対して報告書の提出を求めた。21日まで横浜市内で予定された水球女子日本代表合宿が19日に打ち切り。1日6時間のハードメニューを行う中で、男子代表の大本監督がSNS上で選手の試合におけるラフプレーや戦術を批判。批判を知った選手が動揺したために、同委員会が合宿の打ち切りを決めた。日本水連は、経過について詳細な報告書を原委員長に求めた形。原委員長は「週明けにも報告書を提出します」と話した。

 日本水連は、合宿の練習内容よりも大本監督のSNSを通じた批判方法に問題があると見ている。報告書を見た上で「厳重注意」などの処分が下される可能性もある。女子代表はジャカルタ・アジア大会(8月18日開幕)へ、30日から都内で再び合宿を行う。現時点では辞退者はおらず、通常通りに行われる見通しだ。

 大本氏は「特定の選手を批判する意図はなかったが、誤解を招く表現で選手を傷つけたことを謝罪する」と述べた。