リオデジャネイロオリンピック(五輪)の競泳男子金メダリストのライアン・ロクテ(33=米国)がドーピング違反で1年間の資格停止処分を受けた。2019年7月まで資格停止処分を受けた。米国アンチドーピング機構が23日までに処分を決めた。

 米国の複数のメディアによると、5月に静脈注射をしている画像をSNSに投稿。米国水泳連盟に事前申請もせず、薬物の量も多かったため、処分が決まったようだ。

 資格停止処分が明けるのは東京五輪1年前。33歳という年齢でもあり、周囲には東京五輪出場を危ぶむ声も出ている。

 ロクテはリオ五輪後、虚偽の強盗被害を訴えて米国水連から10カ月の資格停止処分を受けた。04年のアテネ五輪での米代表デビューから、リオまでの4大会連続五輪出場を果たし、金6、銀3、銅3の、計12個のメダルを獲得。そんなスーパースターが晩節を汚している。