フィギュアスケート男子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が28日、4年ぶりの現役復帰を表明した高橋大輔(32)との競演を待ちわびた。丸善インテックアリーナ大阪で行われたアイスショー「ザ・アイス」に出演。憧れの人の復帰に「これだけ時代が流れても『やろう』っていう気持ちがすごい。いろいろなお話ができたら」と目を輝かせた。

 高橋は1日の会見で宇野と羽生結弦について「勝てるもんなら勝ちたいが、正直勝てる気は一切しない」と発言した。宇野は「僕が一番好きなところは人柄」と強調し、より身近になった兄貴分から得る刺激は競技以外でも多そうだ。この日は新フリーの「月光」を初披露し「見た人の心に残るような演技をしたい」。4回転ジャンプは「ループよりもサルコーを練習している」とし、フリップ、サルコー、トーループの3種類で戦うことを示唆していた。