日本ボクシング連盟に対し、都道府県連盟の幹部や歴代オリンピック(五輪)選手ら333人から告発状が出されている問題で、渦中の山根明会長(78)が8日、大阪市内で会見を行い、「私は本日をもって、辞任を致します」と発表した。

 その理由について「昨夜、日本連盟の理事会で約3時間、話が出て、理事の皆さんから一任と言われ、私自身が家に戻って、わが嫁に当たる、再婚した嫁に相談し、辞任をしたいと言った。『どういうことがあっても、死ぬまで面倒を見るから、今は楽にしてください』と言われ決めました」と発表した。

 また「選手の皆さんには、申し訳ない」と謝罪した一方で「東京五輪には出られなくても、次があります」などと発言し、会見場を後にした。