日本ボクシング連盟の不正疑惑で会長を辞任した山根明氏(78)が、大阪市内で8日に開いた辞任表明会見に同席していた西口拓人弁護士は9日、「本日をもって山根氏の代理人を辞退した」ことを明らかにした。

 西口弁護士は、大阪弁護士会会所属。連盟の不正疑惑、助成金の不正流用や、過去の暴力団組長との交友関係からの批判が強まり、山根氏は辞任を表明する会見を前日8日に開いていた。この会見を設定したのが同弁護士で、会見にも同席。同弁護士によると、会見後に正式に代理人としての契約を結ぶ予定だったが、この日、朝になって、西口氏サイドが山根氏の代理人辞退を申し入れ、承認されたという。

 前代未聞、会見翌日の代理人辞退劇となった。