選手への助成金の不正流用や、暴力団との交際を認め、日本ボクシング連盟の会長を辞任した山根明氏(78)の妻とみられる女性が13日午後、大阪市内の自宅前で、山根氏は「病院で治療中」だと語った。

 女性によると山根氏はこの日朝、今月初旬に大腸ポリープを8個除去した手術の経過観察で病院に向かったといい、医師から「絶対安静」と言い渡されたという。病院では「点滴を受けるなどして療養している」とした。

 女性は山根氏の体調について「疲れていたし、仕方ないこと」としつつも、あくまでも「入院ではない」と話した。帰宅については「明日になるのか、明後日になるのか分からない」と今後の見通しを説明した。 山根氏は前日の12日午後、自宅前で報道陣に対し「近所迷惑。これは殺人や」などと“山根節”をさく裂させ、最後には「スカッとした」と元気そうな様子も見せていた。