18日に開幕するジャカルタ・アジア大会に出場する韓国と北朝鮮が結成したバスケットボール女子とボートの南北合同チームが13日、ジャカルタ入りした。合同チームが到着したジャカルタ国際空港では、朝鮮半島をデザインしたTシャツを着た在ジャカルタ韓国人が「半島の平和的な統一を望む」などと書かれた旗を掲げて歓迎した。

 バスケットボール女子の合同チームは15日、1次リーグで開催国のインドネシアとの初戦を迎える。主将の韓国選手は「2週間ほど一緒に練習してきた。その前に顔を合わせる機会もあったし、友達のような感じ。金メダルを取るために合同チームをつくった」と力強く話した。北朝鮮選手は韓国選手と同じ服装だったが、メーカーのロゴを覆って隠していた。

 残るカヌーの合同チームは21日に韓国を出国する予定。南北は2月の平昌冬季五輪のアイスホッケー女子でも合同チームを結成し、融和ムードを演出するなど、スポーツで団結をアピールする機会が増えている。