トップリーグのヤマハ発動機は、47-14でNTTドコモを破った。開始2分で先制トライを許すも、新加入の長身ロック、リッチー・アーノルド(28)を起点としたラインアウトで優位に立ち、逆転勝ちした。

 7-7の前半20分、右サイドのラインアウトで2メートル8センチのアーノルドがボールをキャッチした。そのままモールを形成して約5メートル押し込んでトライ。清宮克幸監督(51)は、この場面を「キャッチに余裕があり、良いモールができた」と振り返った。

 チームは19日、19年ワールドカップの会場で使用される岩手・釜石鵜住居復興スタジアムのこけら落としで、釜石シーウェイブスと対戦する。指揮官は「ラグビー界にとっても大きな試合」と位置付け、「メモリアルな試合にしたい」と言葉に力を込めた。【大野祥一】