日本ボクシング連盟は20日、公式ホームページで一連の疑惑解明に取り組む第三者委員会の設置と、メンバー4人を発表した。

 同HPによるプロフィルは以下。

 <1>梶谷剛氏 98年第一東京弁護士会会長、日本弁護士連合会副会長。04年日本弁護士連合会会長

 <2>板橋喜彦氏 弁護士(司法修習生第55期)。18年第一東京弁護士会常議員会副議長

 <3>若林直子氏 弁護士(司法修習生第47期)。現第一東京弁護士会弁護士業務適正化委員会

 <4>大場良明氏 狭山市民生委員、狭山市同和対策審議会委員。元警視庁刑事(知能犯捜査歴28年)

 

 7月27日に「日本ボクシングを再興する会」が、不正判定疑惑や助成金流用に関する告発状をJOC(日本オリンピック委員会)などに提出。JOCと日本スポーツ協会から20日までに第三者委員会の設置を要請されていた。今後は9月28日までに調査結果と組織運営について文書で報告を求められている。

 数々の疑惑が明るみに出てから1カ月弱。組織のトップで独裁とも称された山根明氏(78)は、8日に会長からの辞任を表明。関西ボクシング連盟会長など、競技に関わる全ての役職を辞める決断をしている。日本連盟は現理事が総辞職した上で、9月8日に行われる臨時総会で新理事を選出し、会長を含めた新体制に移行する見込みだ。