体操女子リオデジャネイロ・オリンピック代表の宮川紗江(18=レインボー)が21日、暴力行為で日本協会から無期限の登録抹消などの処分を科せられた速見佑斗コーチ(34)について、「パワハラされたと感じていません」と直筆文書を発表した。また、引き続き同コーチの指導を望む意向も示した。

 体操協会は速見コーチが宮川に対し、過去に頭をたたくなどの暴力行為が繰り返しあったとし、速見コーチ、宮川、その他関係者の聞き取り調査を行い、速見コーチも宮川も暴力行為があったことを認めていた。

 代理人弁護士によれば、宮川は今回の件に関する日本協会の調査、処分、報道の内容に不服があるとし、記者会見を検討しているという。また、27日からの日本代表合宿への参加も見送る方向だ。一方、速見コーチも20日付で、処分を不服とし、東京地裁に仮処分を申し立てた。