ショートプログラム(SP)首位で平昌五輪4位の宮原知子(20=関大)がフリーもトップの133・70点で合計201・23点とし、今季初戦から200点超えで頂点に立った。

新フリー「インビエルノ・ポルテノ」を、黒を基調に赤を加えた衣装で実戦初披露。冒頭の3回転サルコーが空中で抜け、続く3回転ルッツで転倒するなど出だしでつまずいたが、演技終盤に2つの連続ジャンプ、1つの3連続ジャンプを決めるなど立て直した。3つのスピンとステップは全て最高評価のレベル4。演技直後はあまり表情を変えることなく、得点の発表を待っていた。

宮原は今季について「リセットのシーズン。新しいことにチャレンジするシーズンにしたい」とテーマを設定している。今後はフリーのみのジャパン・オープン(10月6日、さいたまスーパーアリーナ)を経て、グランプリ(GP)シリーズ初戦のスケートアメリカ(10月19~21日、米エバレット)に向かう。