競泳男子で16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表の古賀淳也(31=第一三共)が、ドーピング検査で陽性反応を示した問題で、国際水泳連盟のドーピングパネルが、4年間の資格停止処分を科す方針を固めたことが17日、関係者への取材で分かった。処分が確定すれば、20年東京五輪の代表選考会となる同年4月の日本選手権に出場できないため、自国開催五輪への道が断たれる。

古賀は、8月下旬に国際水連の公聴会に出席。禁止薬物は服用したサプリメントに混入していた可能性が高く、意図的でないと主張して原則4年となる資格停止の軽減を求めたが、受け入れられなかったとみられる。処分を不服として、スポーツ仲裁裁判所に提訴する道は残されている。

古賀は今年3月の世界反ドーピング機関の抜き打ち検査で、尿検体から筋肉増強効果がある禁止物質が検出されていた。