バスケットボールのNBAのメンフィス・グリズリーズと「ツーウエー契約」を結んでいる渡辺雄太(23)が18日、同クラブの本拠地、米国テネシー州メンフィスに向け、成田空港から出発した。同クラブのポロシャツを身にまとった渡辺は笑顔で「NBAでやれることを証明しないといけない1年。新しい挑戦にワクワクしている」と期待をふくらませた。

日本代表として出場した、17日のW杯アジア2次予選のイラン戦では18得点と躍動した。「日本代表として出ている12人の活躍があってこその勝利」とした。

渡辺の契約では、グリズリーズの下部リーグに所属しながら、45日間NBAに出場が可能。背番号も尽誠学園高時代から背負う「12」に決定し、「まずは使ってもらわないと道が開けない。45日間でいかにアピールできるか」と表情を引き締めた。

次回の帰国時期は未定で、W杯アジア2次予選の次戦の出場についても明言は避けた。「もし帰国が来年になったら、NBA選手の肩書を持って帰って来たい」と頼もしく言った。