競泳男子の萩野公介(24=ブリヂストン)が、男子200メートル背泳ぎで納得のタイムを出した。

オフ明けで2カ月ぶりとなった大会の2日目で、1分51秒50をマークして、全体のトップだった。泳ぎ込みや筋力トレーニングを行っている時期に、プールから上がると目をくるくると回す、おどけたしぐさを見せた。小さくガッツポーズして「結構(タイムが)悪くないじゃん」とうれしそうに言った。「長く競技をやっていると毎回自己ベストがでずに『う~ん』となると、よくないので。そういう小さな幸せをみつけないと」と笑った。この日は100メートル自由形にも出場して48秒36だった。

萩野はこれで新シーズン予選を終了。次戦として短水路で争われるW杯東京大会(11月9日開幕、短水路)に出場する予定だ。