卓球女子で五輪に4大会連続出場し、21日に自身のブログで引退を表明した福原愛(29=ANA)が、23日の午後に都内で取材に応じ、引退を伝える予定であることが22日、マネジメント会社から発表された。

当初、16年リオデジャネイロ五輪後から休養し、2年もたっていることから会見などは行わず、ブログのみの報告の予定だったが、問い合わせが殺到し、急きょ、本人の口から引退が報告されることになった。

3歳から始まった卓球人生。「愛ちゃん」の愛称で親しまれ、泣きながらプレーする姿にだれも心を打たれ、応援した。成長し、日本代表になると、日本国中の期待を一身に背負って戦った。五輪に4度出場し、12年ロンドン五輪団体戦では、卓球界初のメダルとなる銀メダルを獲得。16年リオ五輪で2大会連続メダルを手にすると休養に入った。

結婚、出産を経ても現役復帰を模索したが、その間、若手が急成長。頼もしくなった若手の姿を見て、役目を終えたとし引退に翻意した。「知らない内に私自身で勝手に感じていた肩の重みが、すっと抜けるような感覚があり、私が選手としてできることはやり切った、頑張り抜いた、という思いが強くなり、自分が選手としての立場でやるべき使命は果たせたかな」とブログでつづっていた。