卓球女子で五輪に4大会連続出場し、21日に自身のブログで引退を表明した福原愛(29=ANA)が23日、都内で取材に応じ、自らの口で、改めて引退について語った。

福原は冒頭で「リオから2年間、たっているにも関わらず、こんなにたくさんの方に来ていただき、ありがとうございます」と、集まった報道陣に感謝した。

その上で「一区切りつけると発表し、いろいろな方からお疲れさまと言われました。今は晴れやかな気持ちです」と笑みを浮かべた。

その上で「毎日のように気持ちが揺れ動き、決まっても1週間たったら違っているなと悩み続けた。自分中心ではなく、一歩引いて卓球界とか、いろいろなことを考えた時に、今回の考えがストンと降りてきて、そこからは変わらなかった。考え抜いた決断が出来たかなと思います。立場、役回りを考えた時に、どのようにしたら周りの方に喜んでいただけるか考えた時に、こういった答えにたどり着きました」と語った。

今後については「生涯、ずっと卓球界に携わる卓球人でいたい。新しいリーグ、Tリーグが開幕します。私を必要としてくれるなら、卓球界のために何でも貢献したい」と語った。

その上で「本当に小さい頃から日本中の皆さんに支え、応援していただき『愛ちゃん、愛ちゃん』と呼んでいただき、たくさんのパワーをいただきました。コートには立たないですが、違う形で貢献したい」と日本全国の人々に感謝した。【村上幸将】