1次リーグA組で、初戦を落とした世界4位の大坂なおみ(21=日清食品)は、一夜明けた23日、約1時間、本番会場で練習した。バイン・コーチによると「昨日は遅くなって、その疲れがまだ残っている」とは言うが、リターンを中心に練習を行った。

いつもは、バイン・コーチ、日本テニス協会の吉川真司担当コーチらと打ち合うが、翌日の24日の対戦が、左利きのケルバー(ドイツ)。そのため、左利きの練習相手を大会に頼み、打ち合った。特に、左利きからのサーブに対するレシーブに集中して練習した。

練習中に、蛾のような虫が、コートに舞い降りた。その途端、大坂は、顔をしかめ後ずさり。前日のスティーブンス戦でも、コート上の虫に腰が引け、実は虫が大の苦手なのかも。茂木トレーナーが、その虫をコート外に追い出し、事なきを得た。

24日に行われる大坂-ケルバー、スティーブンス-ベルテンスの試合で、1次リーグA組の準決勝進出者の展望は以下の通り。

24日の対戦で、<1>ベルテンスがストレート勝ちなら、準決勝進出確定、<2>ベルテンスとケルバーが勝った場合は、大坂の1次リーグ敗退が確定。ベルテンスはA組トップ通過が確定、<3>スティーブンスがストレート勝ちなら、準決勝進出確定、<4>スティーブンスと大坂が勝った場合は、ケルバーの1次リーグ敗退が確定。スティーブンスはA組トップ通過が確定。