フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯が9日、広島県立総合体育館で開幕する。

8日は本番会場で公式練習が行われ、午前練習では女子でGPデビュー戦となる紀平梨花(16=関大KFSC)が代名詞のトリプルアクセル(3回転半)を6本成功。ショートプログラム(SP)の曲をかけての練習ではトリプルアクセル、フリップ-トーループの連続3回転、3回転ルッツとジャンプをノーミスでこなした。

GP第1戦スケートアメリカで優勝し、シリーズ2戦上位6人が進むGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)の出場権が懸かる宮原知子(20=関大)はフリーの曲をかけた練習でほぼ完璧な演技。今季GP初戦となる三原舞依(19=シスメックス)もフリーの曲をかけての練習で、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを成功させるなど、調子を上げてきた。

午前練習後には9日に行われるSPの滑走順抽選が行われた。紀平が日本勢1番手の4番滑走で午後4時37~44分、宮原が10番滑走で同5時24~31分、三原が最終12番滑走で同5時37~44分。GP第2戦スケートカナダ優勝のトゥクタミシェワが8番滑走で同5時11~18分、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)8位のソツコワ(いずれもロシア)が11番滑走で同5時31~37分(時間は前後する可能性あり)となった。