女子100メートルバタフライで、池江璃花子(18=ルネサンス)が、日本新の55秒31で、世界記録保持者サラ・ショーストロム(25=スウェーデン)から初勝利を挙げた。

接戦を展開して、75メートルのターンでリード。そのまま泳ぎのテンポを落とさないで、押し切った。10月に合同練習を行った最大のライバルに0秒15差をつけて先着。勝利インタビューでは、両手でガッツポーズして喜びを示した。

池江は「まさか勝てるとは思わなかった。サラ選手(ショーストロム)が前半から出ていなくて、(連戦に向けて力を)ためているんだなと思った。ただ勝ったことはうれしいです。最後までテンポを落とさないように意識して泳ぎました」とにっこり。五輪で使用する長水路(50メートルプール)ではないが、大きな意味を持つことは間違いない。