世界9位の錦織圭(28=日清食品)が、いきなり金星発進だ! 4大大会歴代最多20度の優勝を誇る同3位のロジャー・フェデラー(スイス)に7-6、6-3でストレート勝ち。1次リーグ1勝分の賞金20万3000ドル(約2230万円)と、世界ランキングのポイント200点を上積みした。B組で最強といわれたフェデラーを撃破し、最高の滑り出しを切った。対フェデラーとしては、14年マイアミオープン以来4年ぶりで3度目の勝利。連敗を6で止めた。主な一問一答は次の通り。

-フェデラーから3勝目

錦織 1試合目を勝てたことは、大きいかなと思う。内容はそんなに良くなかったが、それでも1試合目を勝てたことは自信にはなる。

-1セット目はミスが多かった

錦織 1試合目だったということもあり、パリ(2週前の大会)の後に少し休みを取ったこともあり、リズムが若干、抜けていた。あと、ここのボールが、あんまり好きじゃない。すぐ飛んじゃったり、重かったりする。

-フェデラーはアイドルだと言っていたが

錦織 テニスが誰よりも見てておもしろい。それは変わらない。ただ、勝てない相手とは思ってない。今日は勝たなくちゃいけない試合でもあった。それをしっかり勝てたのは大きい。

-攻略法が見つかったか

錦織 何となくは。いい感覚はつかめた。正直、彼もベストではなかった。その中で、彼がベストの時でも使える戦術だったり、しっくり来たところはいくつかはあった。