男子プロバスケットボールBリーグは12日、8月のジャカルタ・アジア大会での買春問題を受け都内で臨時研修を行った。5回に分け全国4カ所で行い、今回でB1とB2全36クラブが研修を修了。この日は昨季王者のアルバルク東京や川崎ブレイブサンダースなど12クラブの選手、監督らが参加した。

一連の問題の影響について大河正明チェアマン(60)は「ウインターカップの数千万円規模のスポンサー契約が『今は見合わせたい』と飛んだ」と1例を挙げた。参加者に「人気」「実力」「報酬」の3つの勘違いを説き、各クラブにオフコートキャプテンを置いて人間力向上をめざす。ジャカルタ・アジア大会で主将を務めた川崎の辻直人(29)は「当時を走馬灯のように思い出した。改めて引き締まる思い」と切実な思いを語った。