日本ハンドボール協会は15日、都内で会見し、女子アジア選手権(30日開幕、熊本)に出場する代表メンバー20人を発表した。

過去五輪金メダル2度の韓国などを倒し、04年広島大会以来、7大会ぶりの優勝を狙う。ウルリック・キルケリー監督は「自信をもっている。1試合1試合、どの試合も勝ちに行く」と話した。

欧州組も名を連ねた。デンマークのニュークビン・ファルスターで活躍する亀谷さくら(31)池原綾香(28)ニュークビン・ファルスター、角南唯(27)とドイツのドルトムントでプレーする藤田明日香(22)。昨年12月の世界選手権以来、1年ぶりとなるベストメンバーがそろった。キルケリー監督は「欧州組がポジティブのエネルギー、自信をもたしてくれることを期待している。合流することでさらにいいチームになれれば」と語った。4人は21日にチームに合流する。

昨年の世界選手権は決勝トーナメント1回戦で強豪オランダに24-26で惜敗し、初の8強進出こそ逃したが、スピードを生かした戦い方で世界を驚かせた。念願のメダル獲得を目指す来年の世界選手権(熊本)に向けて、アジア選手権は絶好の試金石となる。

会見前の練習には熊本国際スポーツ大会アンバサダーも務める「くまモン」が応援に駆けつけた。熊本・済々黌高の応援団に混ざり、身に着けたというバンカラ応援を披露していた。